1201

朝がくるとむなしくなる

2023年12月1日(金)渋谷シネクイントほか全国順次公開

監督:石橋夕帆 × 主演:唐田えりか × 共演:芋生悠
偶然の再会で、何も起こらなかった日常がそっと動き出す…。日々心を消耗して生きる人々に寄り添う、再生の物語。

24歳、会社を辞めた。何も起こらない毎日。
偶然の再会をきっかけに、日常がそっと動き出す
…。

会社を辞め、コンビニでアルバイトとして働く希。バイト先でもなかなか馴染めず、現状を親にも伝えられないまま、日々、肩身の狭い思いをしている。そんなある日、中学時代のクラスメイト・加奈子がバイト先にやって来る。最初はぎこちなく振る舞う希だったが、何度か顔をあわせるうちに加奈子と距離を縮めていく。ボウリングや居酒屋での楽しいひと時。この偶然の再会をきっかけに、何も起こらなかった日常が少しずつ動き出していく…。

働くこと。学校へ行くこと。生活をすること。
日々心を消耗して生きる人々に寄り添う、再生の物語。

「わたし一人いなくたって、世界は回っていく」と人生に諦めを感じていた女性が、疎遠になっていた元同級生との偶然の再会をきっかけに、自分らしさを取り戻していく再生の物語。日常の中で積み重なる小さな幸せと、大人になったからこそ育まれる友情に静かに胸を打たれる。働くこと、学校へ行くこと、生活していくこと。日々心を消耗して生きる私たちにそっと寄り添う、爽やかな感動作が誕生した。 

監督・脚本:石橋夕帆 × 主演:唐田えりか × 共演:芋生悠
実生活からの“信頼”が紡ぐ、やさしく親密な映像

監督・脚本は、初長編『左様なら』が 全国20館以上で公開され、ドラマや舞台、MVなど活躍の場を広げる石橋夕帆。 長編2作目となる本作では、第18回大阪アジアン映画祭 インディ・フォーラム部門「JAPAN CUTS Award」を受賞。さらに北米最大の日本映画祭、第16回JAPAN CUTSに正式出品、第24回TAMA NEW WAVEある視点部門にも選出された。
石橋監督が当て書きをした主人公・希を演じるのは、『寝ても覚めても』で脚光を浴び、『の方へ、流れる』『死体の人』と主演・ヒロイン作が続く唐田えりか。人生を模索する女性を等身大で体現し、新たな境地を切り拓く。希を優しく受け止める加奈子役に、『ソワレ』『ひらいて』など話題作に出演し、スクリーンでの存在感を強める芋生悠。石橋とは『左様なら』に続くタッグとなる。
実生活でも10代の頃からの友人で、共演は初めてとなる唐田と芋生。そんな2人の関係性から脚本を練り上げた石橋監督。彼女たちの“信頼関係”によって紡がれる、やさしく親密な映像に目を奪われる。

出演:唐田えりか
   芋生悠 石橋和磨
   安倍乙 中山雄斗 石本径代
   森田ガンツ 太志 佐々木伶 小野塚渉悟 宮崎太一
   矢柴俊博
監督・脚本:石橋夕帆
主題歌:「PHEW」ステエションズ 作詞・作曲:CHAN
プロデューサー:田中佐知彦|ラインプロデューサー:仙田麻子
撮影:平野礼|照明:本間光平|録音:柳田耕佑|美術:藤本楓 畠智哉
スタイリスト:小宮山芽以|ヘアメイク:赤井瑞希|助監督:内田知樹
編集:小笠原風|企画協力:直井卓俊|音楽:CHAN(ステエションズ)
スチール:岩澤高雄|ビジュアルデザイン:鈴木美結
配給・宣伝:イーチタイム|配給協力:FLICKK|宣伝協力:平井万里子|製作:Ippo
2022年/日本/カラー/76分/アメリカンビスタ/ステレオ